「泣きそうでした」伝統を受け継ぐ若手たち

再演日の当日。会場では約500人の人たちが鑑賞。畑中さんも太鼓をたたくために舞台に上り、メンバーの舞いを支えます。そして演目は山場へ…。

布施屋姫役 八戸東高校表現科2年 小亀美和さん
「緊張しました」

「半世紀ぶりの再演という事で、私が演じていいのかなって何度も思ったんですけど、任せて頂いたのが嬉しくて、任されたからにはしっかり頑張ろうと思って、その成果を見せられたのかなって思っています」

中心となった畑中さんの表情にも満足感が漂います。

鮫神楽連中 畑中大河さん
Q.終わりましたね

「終わりました。ハハハハ…泣きそうでした」
「ここまで来れたこと自体が出来高マックスなので。かつ、神楽経験のない子たちが、そこまで出来たっていうのが、この上ない喜びというか…満足です!」

200年以上続くとされる鮫神楽の伝統は、半世紀あまりの時を乗り越えた鐘巻道成寺の復活とともに受け継がれました。