「児童相談所が拒否されてしまうと孤立していく」なぜ児童相談所は積極的な対応がとれなかったのか?

青森明の星短期大学 子ども福祉未来学科長 最上和幸教授
「単に子どもに会うために(強引に面談へ)行くというのはせっかくの関係を壊してしまう。児童相談所が拒否されてしまうと、孤立していく。そうならないようにこの家庭を支えていくのが児童相談所の役割。だから訪問や面接はソフトな方法でやりたい」

虐待通告を受けた児童相談所は対応として一時保護のほか、家庭訪問や面接などの状況をもとに複数回の会議を通して子どもや保護者の援助を進めます。ただ、今回、児童相談所が指導を終えるまでに面接できたのは1度だけ。

そこで虐待は「ない」とした望愛ちゃんの言葉と逮捕された2人が指導に応じる姿勢を見せたことのなかに見落とされたことはなかったのでしょうか…。