■ ふるさとを襲った水害の記憶と教訓を学ぶ
299人が犠牲となった長崎大水害から40年の節目を迎えるのを前に、長崎市の東長崎中学校で『命を守るための行動を学ぶ特別防災教室』が開かれました。

特別防災教室を開いたのは地域住民らで作る『八郎川慰霊の灯』実行委員会です。
八郎川の氾濫で甚大な被害が出た東長崎地区で、教訓を後世につなぐ防災教育に取り組んでいます。

授業では災害発生時の状況を設定し予報が出た段階から警報・災害発生時の3段階で取るべき行動をディスカッション形式で考えました。

八郎川慰霊の灯プロジェクト実行委員会 木村 武夫 代表:
「どこに行っても災害に遭った時に、自分たちで考えて行動できるように防災意識を持ってもらうことが大事かなって思っています」

岩崎 智哉さん:
「家の前が森なので、土砂崩れがあったときは怖いな、と思ったりするので、そういう時に備えて、色々、考えていきたい」

歴史に刻まれる大水害。
東長崎中学校では、体験を伝えるため今後も防災教育を続けることにしています。