安倍晋三元総理が銃撃され死亡した事件。逮捕された山上徹也容疑者(41)は「手製の銃」を使用して殺害した疑いがもたれています。ネット上には“銃の作り方”に関する情報もありますが、銃器評論家は銃の製造について「自らの命を危険にさらす」と強く警鐘を鳴らします。

「喉から手が出るほど銃が欲しい」

 警察によりますと、逮捕された山上徹也容疑者は、事件前日の7月7日にあった安倍元総理の岡山市での演説会について、7月3日以降にインターネットで把握していたことが新たにわかりました。また、7月6日にJR奈良駅で新幹線の切符を購入していたこともわかっていて、警察は、山上容疑者が7月3日~6日の間に安倍元総理殺害を最終決断としたとみて調べています。

 今回犯行に使われたのは「手製の銃」です。山上容疑者は事件前日に岡山で投函したとみられる手紙でも、銃を手に入れることへの執念を記していました。

 【山上容疑者が投函したとみられる手紙より】
 「私は『喉から手が出るほど銃が欲しい』と書きましたが、あの時からこれまで銃の入手に費やして参りました」

 また、手製の銃について山上容疑者は「YouTubeで作り方を調べてインターネットで材料を買った」と話しているということです。