朝鮮人を強制連行…“負の歴史”を記した説明板を撤去
その一つ、奈良県の天理市です。
ここでも、戦前、飛行場建設のために多くの朝鮮の人たちが動員されたといいます。

日下部正樹キャスター
「ここにはかつて天理市と市の教育委員会が設置した柳本飛行場についての説明板があったんですけど、10年前に撤去されて、今はこうして説明板を支えていた枠組みだけが残っている状態です」

説明板は今も市の倉庫に保管されていました。飛行場建設に従事していた朝鮮の人が「寝ているときに急に人が入ってきて連れていかれた」など、強制的に連行されたことを示す証言が記されていました。

天理市長がTBSの取材に応じました。撤去を決めたのは、多様な見方がある歴史について、市の公式見解を示すことは難しいと判断したからだといいます。