パソコンを閲覧中に、うその「ウイルス感染」の警告文が表示され、大分県日田市の男性が修理費名目で電子マネー170万円をだまし取られる特殊詐欺被害が発生しました。
2月3日、日田市に住む20代の男性のパソコン画面に「トロイの木馬に感染しました。この番号に連絡ください」などと警告文が表示されました。男性が「050」から始まる電話番号に連絡すると、ソフトウェア会社の社員を名乗り、片言で日本語を話す男から修理費名目で電子マネーを要求されました。
男性は指示に従ってパソコンにアプリを入れると遠隔操作され、クレジットカードの番号や電子マネーのコードを要求する画面が表示されました。男性はその後、16回にわたって合計170万円分の電子マネーを購入、カード番号を男に伝えてだまし取られました。
男性が7日、電話で両親に相談をしたところ、警察に行くように勧められ、被害が発覚しました。
警察は特殊詐欺事件として捜査するとともに電子マネーを要求された場合は詐欺を疑うよう注意を呼びかけています。