強迫性障害を訴える方は近年増えてきているのか
――強迫性障害を訴える方は近年増えてきているのか、横ばいか。その辺りはどうご覧になっていますか。
(兵庫医科大学 松永寿人主任教授)新型コロナ感染症という問題があり、当然我々は手洗いだったり、他人との接触に非常に過敏になったわけでございます。
中には不安が強くなりすぎて、手洗い、お風呂、そういったものが止まらなくなってしまい、強迫化してしまう方がおられて、そういった方が増えてるんじゃないかというふうには感じております。
――強迫性障害を発症しやすい人とか、性格とかは判明しているのでしょうか。
(兵庫医科大学 松永寿人主任教授) なりやすい人というのは、学術的には証明されておりませんが、ちょっと神経質であったり、完璧主義であったり、そういった方は、すこし行動に過ぎてしまうと、いつかコントロールできない状態まで育んでしまうことが起こってしまうということでございます。