俳優の佐藤二朗さんが公表した『強迫性障害』とはどういう症状なのでしょうか。このあとの話を聞いて、「もしかしたら心当たりがある」という方がいらっしゃるかもしれません。強迫性障害の研究治療の第一人者、兵庫医科大学の松永寿人主任教授に症状や治療法を伺います。

 厚労省の資料では、強迫性障害には循環があり、「ある刺激」→「強迫観念が起こる」→「不安になる」→「不安を打ち消す行為」→「一時的に不安は減る」→「不安を打ち消す行為をやめる」→「また不安になる」というループです。