天皇皇后両陛下と長女・愛子さまは、元日に発生した能登半島地震に関して、気象庁長官と政府の防災担当者から被災地の現状などについて説明を受けられました。

両陛下と愛子さまは、6日午後6時半ごろ、お住まいの御所で、気象庁の森隆志気象庁長官と内閣府防災の高橋謙司政策統括官を迎えられました。

ご一家は、資料に目を通しながら、被災地での救助活動や避難所の状況などについて詳細な報告を受けられました。

側近によりますと、両陛下や愛子さまは、多くの人が厳しい避難生活を送っている状況に心を痛めていて、ときおり大きくうなずきながら熱心に耳を傾けられていたということです。

また、4月1日から日本赤十字社に嘱託職員として勤務する愛子さまは、ボランティアの活動状況について質問を重ねられたということです。

ご一家は、およそ2時間にわたって説明を受け、災害対応にあたる気象庁長官らに「お体に気を付けながら続けていただきたい」という趣旨のねぎらいのお言葉をかけられたということです。