雪翌日の転倒事故に注意…“ペンギン歩き”で対策を

小川彩佳キャスター:
新宿駅前の雪はどうなっているでしょうか。喜入キャスターがいます。

喜入キャスター:
午後5時を過ぎたあたりから雪が一気に強くなりまして、あっという間にこれだけ積もりました。5日午後11時現在も大粒の乾いた雪が降っています。大体このあたりですと、水気を多く含んでいますが、5センチくらいは降り積もっているという状況です。

今も降り続いていて、30分ほど前まで雪かきをしていたのですが、あっという間に雪に覆われてしまいました。道路も同じような状況で、車がゆっくりと走ります。何度かスリップしている車を見かけました。路面の凍結、十分に気をつけていただきたいです。

駅の様子を見てみます。JRの新宿駅では目立った混乱は見られませんが、先ほど『一部遅れ』の表記がありました。

そして、特に気をつけていただきたいのが、転倒による事故です。東京消防庁によりますと、雪が降った当日よりも翌日のほうが、転倒による事故が多いということです。

街中を歩いていますと、踏み固められてスケートリンクになっている箇所がわかりにくくなっています。そして、転倒事故というのは朝7時から8時に集中していて、まさに通勤通学の時間帯です。

6日は、関東で大学入試を控えている方もいらっしゃると思います。余裕を持った行動で、雪による影響が少しでも少なくなる1日にしていただければと思います。

小川キャスター:
雪に慣れていない都心では、凍結などもありますから、転倒によるけがに注意が必要です。特に滑りやすいとされる場所が…

國本未華 気象予報士:
駐車場やガソリンスタンドは、車のタイヤで路面が磨かれて滑りやすいですし、横断歩道の白線は、氷の膜ができやすい箇所になります。

バス停やタクシー乗り場は、たくさんの方が利用されるということもあって、雪が踏み固められるという心配があります。

小川キャスター:
歩道橋の階段も危険ですね。

最近利用している方も多い電動キックボードにも注意が必要です。日本電動モビリティ推進協会によりますと、雪道では転倒しやすく、乗り慣れている人でも危険だということで、利用は控えてほしいとしています。

そして、歩くときの注意なんですけれども、“ペンギン歩き”というのが転びにくい歩き方なんですね。

國本未華 気象予報士:
ポイントとしては、やや前かがみで道路を見る。そして、ももに指を添えるといいんですけれども、重心を低めに安定させる。

あとはなんといっても、歩幅を小さく取るというところですね。足裏全体を着地させるようなイメージで、ゆっくりゆっくり、安全を確保して歩いていただきたいです。

小川キャスター:
北海道で撮影された映像では皆さん、足裏しっかりつけて、歩幅も短めでという歩き方を徹底されていますね。心得ていらっしゃる。こうした歩き方にお気をつけいただけたらと思います。

藤森祥平キャスター:
鹿島さんは長野出身だから、ペンギン歩きはもう?

プチ鹿島さん:
長野で勤務のある星さんともさっきお話したんですけど、結構両手を空けていましたよね。あんまり傘とか差さなくて、ちゃんと防寒をして、両手を空けてペンギン歩きみたいな。

小川キャスター:
カバンもリュックだったり、斜めがけだったり?

プチ鹿島さん:
そうです。そこ、結構ポイントですよね。

藤森キャスター:
この雪の影響で、国交省は不要不急の外出は控えて、やむを得ず車で出る場合は冬用タイヤの装着を呼びかけています。

TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:
「予防的通行止め」は最近、どんどん使われています。それ自体は必要なんですけど、ちょっと役所に任せると、どんどん範囲を広げる傾向があるんですよね。

ですからこういうときも、どういう原因でどういう効果があったかどうかというのを、終わってからでもいいんですけど、ちゃんとAIを使って検証するということが非常に大事になってくると思います。

藤森キャスター:
影響で周辺、かなり渋滞していましたからね。