台風や大雨による自然災害が発生した際、障害があったりして、ひとりでの避難が難しい人を対象にした防災フォーラムが大分県別府市で行われました。

今年で2回目となるこのフォーラムは別府市の福祉団体や大分地方気象台などが開催しました。

会場には足や目に障害がある人らおよそ20人が参加し、大分地方気象台の職員が、気象台や自治体が発表する警報や避難指示などの防災情報について解説しました。また「いつ」「どこへ」「どのように」避難するのかを事前に計画する、避難行動タイムラインについて県の職員から説明がありました。

参加者はこのあとグループに分かれ、それぞれタイムライン作りに取り組みました。

(参加者)「タイムラインを実際に作ったことで、どのタイミングで避難しようとか考えることができました」「私は全盲なので単独避難ができないのが不安です。非常にいい講習でした」

主催者は学習を通じて、災害が発生した際に介助が必要な人が迅速に避難できるよう考えていきたいと話しています。