きょうから2月。このところ食料品の値上げの動きは落ち着いていましたが、2月は値上げされる品目が4か月ぶりに1000品目を超える見通しです。
帝国データバンクによりますと、2月に値上げされる食品は1626品目となっていて、1000品目を超えるのは、去年10月以来4か月ぶりです。
また、厚生労働省の発表では、タマネギや白菜、キャベツなどの国内野菜が平年より高値で推移する見通しとしています。タマネギは猛暑による生育不良の影響で出荷量が減少、白菜とキャベツは暖冬の影響で生育が早まり、足元の出荷量が減少したということです。
野菜以外にどのようなものが値上げ対象となるのか、まとめました。まず、日清製粉ウェルナではパスタソース製品が3%~7%の値上がり。冷凍食品を多く扱うマルハニチロは、冷凍チャーハンなどの家庭用冷凍食品を2%~8%値上げします。
今回の値上げの特徴となるのが、トマトを使用した食品の値上げです。大手総合メーカーカゴメでは、ケチャップなどの調味料が最大16.4%の値上がり。さらに、飲み物もトマトを使ったトマトジュースなどが最大で13.6%値上がりするということです。

去年の世界的な猛暑によるトマトの不作いわゆる「トマトショック」が大きく影響しているといえます。今年は、年間最大で1万~1万5000品目あまりの緩やかな値上げが続くとみられていますが、4月には3000品目を超える「値上げラッシュ」も想定されています。
私たちの家計にも少なからず影響がありそうですから、上手にやりくりして乗り切っていきましょう。














