能登半島地震からあすで1か月。甚大な被害を受けた石川県輪島市では、きょうから倒壊した家屋の撤去作業が始まります。

輪島市では、きのうまでに少なくとも1993棟の住宅で被害が確認され、壊れた建物が道路をふさぐなど、復旧作業に支障が出ています。

倒壊家屋の撤去は、交通に支障が出ている場所に優先順位をつけて、家屋の所有者の確認が取れた所から作業が始められるということです。

一方、輪島市中心部のキリコ会館多目的広場で、今月12日から建設を進めていた仮設住宅46戸のうち18戸が完成し、きょう、市に引き渡されます。入居時期は未定で、輪島市では年代や家族構成を考慮しながら入居者の選定を進めています。