アルピニストの野口健さんが30日までに自身のXとインスタグラムを度々更新し、能登半島地震の被災地への「寝袋支援」について発信を続けています。
野口さんは27日にインスタグラムで「この2週間で6315個の寝袋を被災自治体や避難所にお届けしました。」と報告。2月に予定していたヒマラヤ遠征を中止して被災地支援に注力するとし「被災者の方にお願いがあります。車中泊、自宅避難されている方々、ぜひ、ピークエイドの方にお知らせ下さい。そして、遠慮はしないで下さい。やれる事は最大限やらせて頂きますが、どうしてもやれないことはやれませんと正直にお伝えします。」と、対話をベースに支援に取り組む姿勢を強調しています。

28日にはインスタグラムで、代表を務めるNPO団体「ピークエイド」と災害支援協定を結ぶ「総社市から889個の寝袋が被災地に向けて出発。」29日には「ユニオンモーターさんからのご寄付でモンベルの寝袋73個、マット73枚が事務所に届きました。」と相次いで報告。

そして30日にはインスタグラムとXで「ある企業から講演依頼の打診がありましたが『講演料を寝袋100個にしてください』と相談したら一発OKとなりました。涙が出るほどに嬉しい。今は手段を選んでいる余裕はありません。」「ギャラの代わりにどうか寝袋を寄付して下さい。」と、なりふり構わず支援に取り組む様子を伝えています。

続く投稿ではスタッフ共々休みを取ったことを知らせつつも「春が近づくまでは思いっきり走ります。」「この国は幾度も国難に襲われてきましたが、その度に国民が一致団結し乗り越えてきたのだと。そしてこれからも。」と思いを込めています。同日のXでは寝袋の寄付に応じてくれた「コールマン」「モンベル」といったアウトドアメーカーへの感謝の言葉を寄せ「これで、再始動できます!!!」と伝えています。

【担当:芸能情報ステーション】