シリーズでお伝えしている2024年インタビュー。プロ野球・キャンプインを前に、にわかに注目を集めているのが、中日ドラゴンズにドラフトで6位で指名された、岡山県津山市出身で24歳の加藤竜馬投手です。

本格的に投手を始めて5年。高校・大学を経て、社会人時代に営業職で培った「度胸」でプロに挑みます。

「やればできる」なぜポジティブになれた?

(中日ドラゴンズ 加藤竜馬投手(24)(津山市出身))
「本当にポジティブな性格だと思います。元々自分ネガティブだったんすけど、あるときから、『もう本当にプラスに考えよう』と思ってやってきて、結構いい方向にいったので、調子悪い時でも『やればできるね』って」

【画像①】のような、身長185センチ・体重100キロと恵まれた体格から繰り出される、最速154キロの力強いストレートが武器。パワー系のピッチャー・加藤竜馬投手です。去年、中日ドラゴンズから、ドラフト本指名最後となる6位で指名されました。

【画像①】

(中日ドラゴンズ 加藤竜馬投手)
「ドキドキしてましたね、本当に。本当に呼ばれる呼ばれないかどっちかなんで、呼ばれたとしても下位指名ってのは大体わかってたんで、最後の最後で呼ばれるかなと思ってたら、呼ばれたので本当に良かったです」

「プロになる実感は本当にあんまりなくて、別に『プロに行っても今まで通り、いつも通りすればいいかな』と思ってるので、そんなにそこまで『プロになったぞ』という実感はあまりないです」

「自分も高校大学ともう『日本一厳しい』と言われるところでやってきたので、しっかりついて行きたいなと思います」

岡山県津山市の山あいの地区出身「田舎です、大阪に出たいなぁって」

【画像②】

加藤投手の出身は、【画像②】のような岡山県津山市北部の山あいにある、旧加茂町地区。小学校2年生から野球を始めました。

(中日ドラゴンズ 加藤竜馬投手)
「今回帰省して思ったのは、加茂町はやっぱり本当に田舎なんで、『田舎は田舎でいいな』っていうふうに感じました」

「小さい頃は(【画像③】は小学生時代の加藤投手)特に負けず嫌いだったかもしれないっす。なんかできなかったりしたら、結構悔しがってた、みたいな」

【画像③】

中学は地元・津山の硬式野球チームでキャッチャーとしてプレー。すると、強豪・大阪偕星学園高校から「強肩捕手」として声が掛かり、中学卒業後に故郷・津山を離れました。

(中日ドラゴンズ 加藤竜馬投手)
「本当にただただ大阪行きたかっただけでした。『県外に出たい』と思っていたんで。大阪の高校から声があって、『あ、もう大阪に行きたいなぁ』って」

ー加茂町に住んでいた反動で?
「そうですね、とりあえずちょっと『加茂から出たいなー』って思ってたんで」