香港の裁判所が、経営再建中の中国不動産大手・恒大集団の「清算」を命じたと香港メディアが報じました。

香港メディアによりますと、日本時間の午前11時すぎ、香港の裁判所が恒大集団の清算を命じました。債務の再編をめぐり、債権者が清算の申し立てを行っていました。

恒大集団をめぐっては去年6月末の時点で、負債総額が日本円でおよそ50兆円にのぼり、広東省政府の支援で経営の正常化を目指していた一方、トップの許家印氏が犯罪行為に関与した疑いで当局の監視下におかれているとされ、混乱状態が続いていました。

清算命令が出された詳しい理由については、午後、法廷で明らかにされる見通しです。