東日本大震災の被災地・岩手県釜石市で27日、津波からの避難の大切さを後世に伝える竹灯籠づくりが行われました。

竹灯篭づくりは釜石市根浜地区のキャンプ場を管理する会社が主催していて、今年で3年目です。27日は市内から親子連れが参加しました。灯篭は長さおよそ90センチの青竹に図柄の紙を貼りドリルで穴をあけて作ります。主催する釜石DMCの佐藤奏子さんは「今年は能登半島地震の被災地の復旧と復興も祈りながら作っています。避難の大切さと命の尊さを伝え続けていきたい」と話していました。竹灯篭はキャンプ場に隣接する津波避難階段に取り付けられ、来月11日から3月いっぱい明かりが灯されます。