乗車した高校3年生の2人 紀州鉄道はどんな存在?

 午前6時55分、紀伊御坊駅から高校生が乗車。先に乗っていた高校生の隣に座ります。2人は、この日が始業式だという同じ学校に通う3年生。地元が同じのため、よく同じ列車に乗り合わせるんだとか。

 (取材班)「いつも待ち合わせをしている?」
 (高校生)「たまたま同じ列車に乗っているという感じです」
 (高校生)「たまたま同じ列車です。この列車で同じになる分、しゃべる時間も多くなりますよね」
 (取材班)「高校生活で最後の学期になると思うけど、どう?」
 (高校生)「学校に通うことがなくなったら会うことも少なくなると思うので、ちょっとそれは寂しいですね」
 (高校生)「いろいろとこみあげてくる気持ちはありますけど、3学期で高校生活が最後やと思うと悲しい気持ちになりますね」
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 そんな2人にとってこの列車は…

 (高校生)「ほぼ毎日使っているので、かけがえのない存在だと思います」
 (高校生)「青春時代の時間を与えてくれた、第二の実家のような安心感があります」

 このあと、JRにつながる御坊駅で乗り換えて学校へ。残りわずかとなった高校生活、悔いのないよう楽しんでね。
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 “折り返し地点”に到着すると、運転士の古川さんは反対側の運転席へと向かいます。その際、欠かせないのが…

 (紀州鉄道 古川強さん)「ブレーキハンドルっていって、ブレーキをかけるための道具ですね。これを進行方向に持っていって使う。一番大切なものですね」