青木保さん:
「値段が合わないとか、非常に生産性上がらないとかいうことで、どんどんどんどんやめていく。後継者がなかなか育たないということで、どんどん放棄地いわゆる放棄地」
リンゴの生産量が8割以上も減少した若穂綿内。
中でも綿内東町(ひがしまち)と呼ばれる地域では10年ほど前までに、農地の半分以上が遊休荒廃地となり、担い手もおよそ半分が70代に。
農地の荒廃と地域の高齢化は歯止めがかからない状況でした。
青木保さん:
「そのままいくと集落が終わっちゃうんですよ」
「集落を存続させるためにも新しい畑に生まれ変わらせた」
若者が帰り、活力ある果樹産地に再生したいと、綿内東町は2015年、大規模に動き出します。
地元の農家などでつくる実行委員会が地権者はもちろん、将来の担い手にも声をかけ、大小あわせて300回を超える説明会を開催。
農地の整備を推進する国の事業を活用するため意見をまとめました。
宮入キャスター:
「小さな畑がいくつもあったってことですか?」
青木保さん:
「そうそう、それを今回だから大きく言えば10倍にした。1枚当たりの面積を」
整備の対象は2か所で合わせて23.2ヘクタールで、2023年までにそれぞれ完成しました。
遊休荒廃地はなくなり、傾斜地に複数あった小さな畑は、段差のない大規模な果樹畑に集約されました。
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