『津野田ゴム加工所』は長崎県長与町にある小さなゴム加工会社で、宇宙関連から生活用品まで約250種類の製品を手がけています。
SNSで発表した遊び心あるゴム製品は新しい仕事に繋がり、障がい者と共同製作や県外企業との取引など “ゴムの輪” が拡がっています。町工場が取り組むゴム加工の奥深さと挑戦を取材しました。

びよーんと伸びるゴム!


ここから生み出されるのはリースやコースターなどの小物に鉢植え、可愛いフィギュアも…。

津野田ゴム加工所 津野田幹太社長:
「自分たちは“柔らかさで尖ろう”というふうに、常日頃言ってます」
ゴムのように“柔軟な”ものづくり

長与町にある津野田ゴム加工所、およそ150坪の小さな町工場です。創業46年、社長の津野田幹太さんは3代目。

列車の空調設備や、半導体の製造に必要な部品、船の配管を繋ぐパッキンなど工業用ゴム製品の加工を行っています。

久富美海アナウンサー:「ここはどういう場所?」
津野田社長:「ここはゴムの材料を保管してる資材置き場です」

工場内にあるゴムや樹脂の種類はおよそ120種類。硬さや厚さ、衝撃への強さなど様々な性質のなかから用途にぴったり合うものを選び製品を作っています。
過去には“こんなもの”も手掛けました。