
津野田社長:
「ロケット(先端)のカバー。運ぶための内装みたいなものを(作った)。30年ぐらい経った豪邸の窓サッシのゴムがダメになっちゃって全部変えると300万円ぐらいかかるっていうところを、全く同じものを作り変えて納めて50万円で済んだ」

ロケット関連製品から身近なものまで、手掛ける製品の幅広さが特長の1つです。さらに、生産スピードもこの工場の強み。4年程前から作業効率アップのために機械の導入を進めています。


津野田社長:
「機械は10種類ぐらいで全部で28台ぐらい。いろんな機械を使ってものづくりさせてもらってます。毎日250件、しかもバラバラのもの。1個5円のものから何十万円するものまで、1個から1,000個ぐらいまでの幅でいろんなものを作らせていただいています」
個々のオーダーを支える“職人の技”

機械化の一方でゴムならではの加工の難しさもあります。精度の高い製品づくりには職人の腕も欠かせません。

検査担当 池上美絵さん:
「厚みとか柔らかさとかいろいろあるので、穴をちっちゃくしたり大きくしたりとか、ドリルの大きさとかで全然違ってくるのでそういうところ難しいなって思います」

津野田社長:
「ゴムってどうしても逃げちゃうんですよ、削ってると。柔らかいので。0.1ミリの許容差の中で物作りをすることもあるので、やはりそこは長年の経験というか職人の勘みたいなもの」