旬の魚や果物、花などを市場の担当者に紹介してもらう「市場で旬みっけ!」。今回は「アンコウ」です。アンコウといえば、独特の調理法「つるし切り」がよく知られていますが、その秘密やいわきの漁師の味を紹介します。

常磐ものの中でも特に「冬の味覚」として人気のあるアンコウ。「西のフグ、東のアンコウ」と言われ、高級魚としても知られています。

アンコウといえば、迫力のある「つるし切り」が有名ですが、なぜ、つるしてさばくのでしょうか。

割烹旅館天地閣・大平均社長「骨が柔らかい。そしてヌルヌルしているので、まな板の上だと少しやりにくいこともある。」

水深500メートル以上に生息する深海魚のアンコウは、体が柔らかく、表面はぬめりがあるので、まな板の上では、包丁がすべってしまいます。そのため、つるし切りが、一般的な調理法です。