これまでの裁判で青葉被告が述べたこと
責任能力の有無について、精神鑑定をした医師の意見が分かれます。その中で裁判では検察側が、青葉被告が犯行直前にスタジオの前で13分間座り込み逡巡していたと当時の状況を明らかにしました。その理由について青葉被告はこのように述べました。
(青葉被告 去年9月14日)「ためらった。自分みたいな悪党でも良心がないわけではないというか、良心の呵責を抱えたままいくと、そういう部分はある」
また別の日には後悔の言葉も。
(青葉被告 去年11月27日)「恨みがあったとはいえ、ガソリンをまいて火をつけたことはあまりにも浅はかだった。ほかに方法はなかったのかと、後悔が残った」
そして、去年12月6日の被告人質問では、初めて謝罪の言葉を口にしました。
(検察)「法廷で『家族全員の心が死んだ』など、言葉を絞り出した方々への感情は?」
(青葉被告)「それはやはり、申し訳ありませんでしたという形にしかなりえない」
検察側は「妄想の影響は限定的で完全責任能力があった」として死刑を求刑。一方、弁護側は「犯行当時、善悪を判断して行動を制御する能力が失われた心神喪失の状態だった」として無罪、または心神耗弱で刑の減軽を求めました。

そして迎えた判決の日。遺族の一人が、裁判所に向かいます。
(寺脇(池田)晶子さんの夫 1月25日午前)「本当にこれで晶子は満足なのかなって思うようになった」
寺脇(池田)晶子さん(当時44)。「響け!ユーフォニアム」でキャラクターデザインを担当するなど有名作品を数多く手がけていましたが、突然、未来を奪われました。
(寺脇(池田)晶子さんの夫)「晶子にとって一番やっぱり心配なのは子どものことだろうし、判決というのはひとつの中間報告でしかないのかなって」














