能登半島地震で被災した人たちの心と体のケアのため、青森県薬剤師会の薬剤師が石川県に向けて出発しました。東日本大震災での活動経験をいかし、身近な存在だからこそできる支援を行いたいとしています。

被災地に派遣されるのは、県薬剤師会の白滝貴子会長たち3人で、25日朝、青森市で出発式が行われました。

被災地での薬不足は徐々に解消しているため、3人は避難所などで薬の相談だけでなく心のケアにあたる予定だということです。

県薬剤師会 白滝貴子会長
「感染症が拡大しているという情報も入っておりますので、公衆衛生の部分とか薬剤師ができることをしていきたいのと、ドクターに言えなくても私たちに何か言えることがあれば、そこからドクターにつなぐ役割もできるのではないか」

また、白滝会長は13年前の東日本大震災の際、半年間、現地で活動した経験をもとに、薬剤師という身近な存在だからこそできる支援もあると話します。

県薬剤師会 白滝貴子会長
「薬を届けながら『何か困ったことがあったら連絡ください』という手紙を1軒ずつ避難所に配った。折り鶴をみんなで折って青森県から持って行って、手紙をつけて置いて来た活動もあったので、なにかそういう部分でもできるのかなと」

石川県内では、いまもなお、1万6000人余りが避難生活を強いられていて、避難者・支援者とも疲弊の色が濃くなっています。

こうした中、糖尿病や心疾患など慢性的な病気に苦しむ人に加え精神疾患を抱える人は環境の変化で症状が悪化し、今まで服用していた薬が合わなくなる場合もあるということです。

県薬剤師会では今回のチームの活動が終了したあとも、薬剤師を派遣したいとしています。

3人は1月28日まで石川県輪島市の避難所で活動する予定です。