大技ではなく「美しさ」にこだわって
南一輝選手:
「技の“きれいさ”で戦っていかないと金メダルは取れないのかなというのを去年出た世界選手権で感じたので、やはりその着地という部分が大事になってくる」

金メダルを見据える南選手。こだわりの着地が決まればその頂点も夢ではありません。さらに完成度を高め春以降に佳境を迎える代表選考レースに挑みます。
南一輝選手:(着地について)
「ここ(股関節)を折って、くっつけにいく感覚でやれば膝も一緒に曲がるので吸収がうまくできる」

南一輝選手:
「演技に入るまでは足が震えている。でもここに入って演技が始まる時は『よし、大丈夫』と思う。それだけ練習してきたというのがあるので」
心身ともにさらにパワーアップした南一輝。現在も仙台大の練習場を拠点とし技の精度を高めています。

仙台大学出身 南一輝選手:
「自分がいま地方でやっているんですけれど、やはり地方でやっていても結果を残せるというのを証明して、子どもであったりスポーツをやっている子たちに自分が希望を与えられればいいかなと思う」

「ゆか」では世界トップ3に入る南選手ですが、オリンピック代表選考は全種目に出場する総合選手の選考が優先となります。それでも世界で結果を残している南選手の経験値は、日本チームの大きな武器となります。悲願のオリンピック出場に期待しましょう!