先祖から受け継いだ住み慣れた家。
自宅を離れた時は無傷に見えた部屋も、住める状態ではありませんでした。

栄子さん:
「ここは大丈夫なのかなと思って、どうしてもダメならここに寝るわと思ったけどここもだめね(涙ぐむ)」

宮下武雄さん:
「うーん…やっぱりね、離れられんさけえ、ちょっと直して住まいするよりほかないやろ」
長女・坂上みゆきさん:
「春になってからねっていう話はしているんですよ。いまはどうしても住めんから。でももう年も年だしね…」
復旧に向けて少しずつ歩みを進めている被災地。
一方で、先の暮らしを考える状況にはまだ至っていません。