「1組、2組のためだけの営業は大赤字」地域の状況をみて観光を

日比キャスター:
まさに石川県・馳知事も「能登には来ないで、でも石川には来て」と呼びかけています。

馳浩知事(1月17日の会見)
「石川県全体が沈むのではなくて、金沢以南が能登を助けるためにも経済活動を行う

SNSでは「石川県を知らない方に在住者がざっくり解説」というイラストが紹介されています。

震源となったのは能登北部、奥能登です。加賀地方は、「金沢よりも南の地域で日常生活を送れています。観光も可能です。閑散としていますのでぜひ観光に来てください」。具体的に「小松空港や北陸新幹線、北陸道も通常通り」と呼びかけています。

実際に観光に行って、金沢の人とお話をして、地震がどうだったのか、当時はどういった状況だったのかを知ることも、能登の方々への思いを寄せる支援の一つになると思うんですよね。

ホランキャスター:
全く被害がないわけではないですけれども、やはり被害の少ない地域には金沢空港もあるし、温泉などもあります。今だったら行くことが支援になるという場合もありますね。

若新 慶応大学特任准教授:
被害ゼロとは言い切れないですけど、ひとくくりにされてしまうと、営業できない。

民宿の方が「一番大変だ」とおっしゃっていたのは、いっそのこと休業してしまえば楽ですけど、全部キャンセルされるわけじゃない。1組、2組のお客様のために営業するのが一番大変で、お風呂も沸かさなきゃいけない、厨房も稼働させると大赤字になるらしいです。

でもここで休業してしまうと、地域が沈むと思って赤字覚悟でずっと営業している。キャンセルされた方の事情はそれぞれあると思うんですけれども、この素敵な時期に、空き枠がいっぱいあるわけですから、皆さんぜひ今からでも予約して時間があれば遊びに行ってほしいですね。

日比キャスター:
政府は今週中にも「生活と生業支援パッケージ」を取りまとめる方針です。

・観光支援のための風評対策
・北陸地方への旅行代金を割り引く「北陸応援割」を検討
・地域で使用できるクーポン券発行の案も

最新の情報を引き続きお伝えしていきます。