
流通経済大学ラグビー部アドバイザー 松井英幸さん
「ついつい私達は、相手のことを思うあまり、お前に良くなってほしいんだ、お前に頑張ってほしいんだという思いがあるけど、言葉は反対の言葉をついつい使ってしまっていたんじゃないでしょうか?以前の私も、まさしくその通りです。『お前ら全然駄目じゃないか、だけど腹の中でお前に期待してるんだ』。『お前本当にやる気あるのか、お前が一生懸命やることが大事なんだ』。だけども、こういう否定的な言葉を使う。『お前じゃ無理だよ』と言いながら、お前に期待してるという思いからそういう逆の言葉を使っていた。ですから、私達はこれからは、相手に響く言葉を、まさしくコミュニケーションギャップを越えるには、やはり言葉の力が大事です」
選手への愛情とは真逆の否定的な言葉が出てしまう…。そんな指導者に松井さんが求めるのは、選手との心からの対話、そして、言葉の力を磨くことです。