KinKi Kidsの堂本光一さんが作・構成・演出・主演を務める『Endless SHOCK』の製作会見が行われ、共演のSexy Zoneの佐藤勝利さん、中山優馬さん、KAT-TUNの上田竜也さんらとともに登壇し、自身が主演として出演する「Endless SHOCK」としての幕を閉めることを発表しました。

ミュージカル『Endless SHOCK』製作会見




本作は、2025年に建て替えのために休館が発表されている現・帝国劇場の最後を彩るクロージングラインナップの一つ。2000年11月の初演『MILLENNIUM SHOCK』以来、光一さんの代役なし国内単独主演記録は2024年4月22日の昼公演で大台の2000回を達成し、5月9日の夜公演でついに現在単独主演記録1位の森光子さんの2017回を超える、公演数2018回を達成し、単独1位になる見込みです。

挨拶で光一さんは、“2000年から始まって、2005年から演出もやらせてもらうようになり、2024年もやらせてもらうことになりました。ご存じの通り、帝国劇場は休館になる。この作品は帝国劇場とともに歩んできた。自分としても今年で「SHOCK」は、自分は幕を閉めようと思っています。年齢でございます。”と冗談を交えながら衝撃の発表。光一さんは、“そういった意味でも今年は豪華なキャストの皆さんにも集まってもらって、盛大に最後の花火を上げようかなと思っています”と語りました。

2~3年前から考えていたという光一さんは理由について、“(公演を)やれる劇場がないのも理由の一つ。やろうと思えばできるけど、この作品自体自分が26歳で「Endless SHOCK」を作って、年齢設定もそれくらい。自分も45歳になって、いい時かなと。帝国劇場とともに歩んできたので、休館になるというなら自分の出る「Endless SHOCK」は幕を閉めてもいいかな”と胸の内を明かしました。

佐藤勝利さん(Sexy Zone)上田竜也さん(KAT-TUN)堂本光一さん(KinKi Kids)中山優馬さん




今回、ライバル役はトリプル・キャストで佐藤さん、中山さん、上田さんが務めます。光一さんが座長を務める「Endless SHOCK」が、今年で幕を下ろすことについて佐藤さんは、“衝撃を受けました。ずっと階段落ちしてくださるものだと思っていたので”と話すと光一さんから「ずっとするか」のツッコみが。佐藤さんは、“僕がエンタメを学んだ根源。一緒に作品に携わらせていただいたことが本当に光栄なので、その思いも込めたい”と思いを語り、中山さんは、“「SHOCK」が終わることに覚悟ができていたわけではないけど、記念すべき公演を迎えることは素晴らしいことなので全力で頑張ります。”と話しました。

11月の最後の帝国劇場公演でライバル役を務める上田さんは、“聞いた時に「なんでよ」とは言いました。ファンとしてこの作品が好きなので。でも、話を聞く上で、本人が決めたことならば、2024年の最後の年を盛大に、もっとクオリティを高めて、光一君が完全燃焼して終えられるように、しっかり取り組んでいきたいという気持ちに変わりました。”と熱く語りました。

長く「Endless SHOCK」が愛される理由について光一さんは、“命を燃やしてきたのが全てだと思います。自分には技術があるわけではないので、できることは命を燃やすこと、ステージ上で嘘をつくことはしないという思いでステージに立ってきた。それが一番なのかなと思っています。そして、フライングもありますし、どの席でも楽しんでもらえることを意識して演出してきたので、その一つ一つの積み重ねだと思います”と分析しました。

また、幕閉めを宣言した光一さんですが、“来年以降、感謝祭みたいな形で、ミュージカル版としてはもうできないけど何かイベントはもしかしたらできるかもしれない。全然わからないけど”と話し、「Endless SHOCK」の主演を後輩に譲ることについても、“「誰かに自分の役をやってもらいたい」という思いは強くあります。今後どうなるかわからないですけど”と自身の思いを明かしました。

【担当:芸能情報ステーション】