
このTKBに加え、冬の災害では“ウォーム”の「W」、つまり寒さ対策が欠かせないと、専門家は指摘します。
北海道看護大学 根本昌宏教授:
「TKBWを、避難袋の中にも、うまくコンパクトに揃えていただきたい。今の能登地方の皆様方も寝る場所の床の冷たさを、かなり訴えられている」
さかのぼれば、1995年の阪神・淡路大震災も、真冬の1月に発生。
2011年の東日本大震災も寒さの残る3月に起きていて、災害は時を選んではくれません。

同じ雪国でもある札幌市の試算では、冬に地震が発生した場合、凍死、つまり寒さによって命を落とす人が、死者全体の8割を占めるとの予測もされています。
電気や燃料が限られる中、「W」を確保し命を守るには…?