“しゃべっていないこと”をしゃべらせる動画も簡単に…

“しゃべっていないこと”をしゃべらせる、完全なフェイクも作れるといいます。

(大石アンカーマン)
「私はCBCテレビでニュースのアンカーマンを務めています。政治・経済はもちろんスポーツまで、いろんな方にお会いしてきました。これまで街頭インタビューも含めると、3万人ぐらいの方にはマイクを向けたのではないかと思います」

まずは自己紹介の映像を撮り、次に全く違う内容で文章を作り、AIに認識させると…

(作られたニセ大石の映像)
「私はアメリカ・ニューヨーク州の出身です。ここまでプライベートジェットでやってきました。普段の仕事はハリウッド俳優なのですが、最近趣味で始めたのがベースボールです、ついに憧れのドジャースに入団しました。今年はホームラン王を目指します」

映像の中の話が、全く違うことを話しているように作り変えられています。

(大石アンカーマン)
「むしろ怖いですねなんか…」

(坂田誠さん)
「悪いことに使おうと思えば、いくらでも悪いことに使える。良いことに使おうと思えば、良いことに使える。あくまでツールですから。それによって何がなされるかは使う人次第」

あまりに精巧なフェイク動画は、影響力のある人に事実とは全く違うことを話させて、株価を操作したり、国際紛争を引き起こす恐れもあります。