キャッシュレス 意外な落とし穴も…
熊崎キャスター:
別の方向に話が進んでしまうので、ここら辺でやめましょう。キャッシュレスの問題点、事業者側としては大変だという状況もあるようです。

初期費用が、機器の設置などが必要なのでかかってきます。決済の手数料も1.5~3%台ありますし、現金化の時間としても半月から1か月ほどかかる。チェーン店とかだったら問題ないのかもしれないですけど、小規模店とか個人経営のお店だと設置するのも大変という状況があります。
消費者側としても、利用前の手間、アプリのダウンロードなど、いろんなキャッシュレスがあるので、何がいいのかと考え出したらもう大変だというところで手間もあります。それから、使いこなすのが難しいという人も、現状います。そして、使える店舗と使えない店舗を理解しておかないといけないというところもある。
あと意外な落とし穴という点で、不正利用された際に気がつきにくい。今どれぐらいお金入ってるのかとかはわからないので、結構、不正利用されちゃうケースが多いそうです。
ニッセイ基礎研究所の福本勇樹 金融調査室長は、「停電、通信障害などが起こった際にキャッシュレス決済が使えない場合もありますので、ある程度の現金を持つことも大事」、併用することが大事だということも話していました。

一方で、現金しか使えない、現金持ってないよといって困ること。私も結構あるんですけど、多いのではないでしょうか?
自動販売機でキャッシュレスのところも増えてきましたけど、未だに現金のみのところも非常に多い。コインパーキングですとか、小規模の飲食店、病院なんかもまだ現金のみというところもかなり多くあります。
それから観光の際、行き先も意識してみてください。特に京都なんかですと、お寺の拝観料とか神社の初穂料、御朱印代など現金支払いが多い。様々な観光名所がありますが、金閣寺と清水寺、拝観料や賽銭が現金のみですので、行く場所でどう対応できるかっていうのを事前にチェックしておくことが大切だということでした。
井上キャスター:
うちはキャッシュレスなんて絶対ないっていう歴史ある居酒屋さんとかにちょっと惹かれるっていうところもありますし。ここは伝統的なんだとか、そういうのもありますよね。
田中さん:
100年先がどうなるかって考えたら、多分キャッシュレス化になるんだろうなとはイメージはできるものの、やっぱり紙の大切さとか物を大事にするみたいな文化は、おそらく残り続けるのかなと思うので、善し悪しですよね。キャッシュレスにはなるでしょうけれど。
ホランキャスター:
海外のお客さんとかは特にキャッシュレスは便利ですね。いちいち覚えなくていい、これいくらだっけみたいな。