石川県輪島市では18日孤立集落からヘリコプターで救出作業が行われましたが、集落に留まる人もいました。

青木さんは現在の石川の被災地の様子を報道などで目にし、「旧山古志村と自治体の規模が違うため、首長が指揮をとって地域ごとに避難するのは難しいのかもしれない」と感じているそうですが…

青木勝さん
「あそこの状況で、冬の中であの中に本当に住民たちをとどめておいていいのかということについても、本来ならば即考えなきゃいけないことなんだよね」

旧山古志村では地域の繋がりを一番に考え、避難所を集落ごとに再編しました。この先の復興を考えると避難先のコミュニティーの維持が大切だと話します。

青木勝さん
「地域ごとに仮設住宅を造ったからね。そこで3年間の間に『次にあそこに帰ってどうしよう』と。どういう集落をつくる、どういう地域をつくるかということを3年間かけて、いろいろな議論ができた」

仮設住宅での暮らしは、およそ3年2か月に及びましたが、ある言葉が、住民たちの支えになっていました。