災害弱者への理解を

高齢者や子ども、妊婦、障害者といった災害弱者への理解も必要です。

東北大学災害科学国際研究所 栗山進一所長:
「何で困っているのか、何の配慮が欲しいのか、実際にどう我慢していて、本当はしてはいけない我慢をしているのか、理解しあうためにはコミュニケーションが必要。しかし、災害弱者や配慮が必要な方ほど(自ら)言わない。みんながこれだけ大変な時なのに自分だけこんなことを言ってはいけない、どうしても遠慮してしまう」

精神的な負担

また、衛生環境が悪く、慣れないなか、ストレスが溜まり精神面での負担も大きいといいます。

東北大学災害科学国際研究所 栗山進一所長:
「自分だけなんでこうなってしまったんだろう、この先どうなるかわからないという絶望感に近いものがあります。プライバシーの問題でも大きな心理的なストレスがずっとかかる」