台風で再燃…1994年 広島・竹原市の山火事
当時の消防隊
「逃げ道だけ確保しておけよ」
1994年、竹原市で山火事が発生したのは、8月でした。

当時のレポート
「火の方は、まったく衰える気配はなく、風にもあおられて、どんどん燃え広がっております」
8月11日の午後に発生した山火事は、およそ26時間後に延焼は食い止められました。しかし、その6時間後に再び出火します。近づいていた台風の強風により、火が再燃したとみられています。強い風により火は、住宅のすぐそばまで迫ります。
当時のレポート
「火は山肌を滑り落ちるように、勢いよく燃え広がっています。とにかくすごい煙で、太陽の光を遮っていて、真昼だというのに、不気味に薄暗くなっている」
最初の山火事と合わせて、およそ350ヘクタールが焼け、火は9日たってようやく消し止められました。