2週間たってもなお、被害の全容が分からない能登半島地震。コロナ前に回復しつつあった観光業では、先の見通しが立たない状況が続いています。
地震の爪痕が色濃く残る温泉地「和倉温泉」。
おもてなし日本一でも知られる老舗旅館では、布団を抱えて次々と旅館から出てくる人の姿が。「加賀屋」の従業員です。
トラックに積み込まれたのは、敷布団と掛け布団50組。金沢市に滞在する受験生に届けるということです。旅館の営業再開は見通しすら立っていません。
インバウンドが好調で、宿泊客がコロナ前より回復していた石川県。震災の被害は、観光を生業とする人たちに不安としてのしかかります。
古美術 集古堂 宮崎哲也 店主
「見えますか?」
記者
「たんす?これは商品?」
古美術 集古堂 宮崎哲也 店主
「商品です」
手つかずの店を案内してくれたのは、輪島市で古美術店を営む宮崎さん。
宮崎哲也さん
「改めてすごいな…」
店内には、割れた陶器が散乱。輪島塗や有田焼などおよそ数千点を失いました。さらに朝市の店を見に行くと、そこは焼け野原。
宮崎哲也さん
「こっから何を掘り出すって…」
店は全焼しました。
宮崎哲也さん
「江戸時代の徳川家の塗り物とか、そういうのもあった。それも多分無理でしょうね」
それでも、また、朝市で店をやりたいといいます。
宮崎哲也さん
「(街が)ずたずたになっているから、観光客が果たして来てくれるのかどうか、観光としての町ですから。できればもう一度やりたいです」
復旧もままならない中、「今後」を見据えた摸索も始まっています。
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