今月1日の震度7の地震に伴い能登半島で観測された最大4メートルの隆起量は、関東大震災を引き起こした大地震による隆起量をも上回ると国土地理院が発表しました。

今月1日に石川県志賀町で最大震度7を観測したマグニチュード7.6の大地震では、国土地理院が人工衛星の観測データを解析したところ、輪島市西部では最大およそ4メートルの隆起が、珠洲市北部では最大およそ3メートルの西向きの変動が確認されています。

このうち最大およそ4メートルの隆起量について、国土地理院は、101年前に関東大震災を引き起こしたマグニチュード7.9の「大正関東地震」に伴う隆起量およそ2メートルを上回っていると発表しました。

1891年に発生した濃尾地震では、垂直方向に最大およそ6メートルもの断層のずれが地上で確認されています。