厚生労働省は能登半島地震で被災した石川県内の高齢者施設に入所する高齢者200人以上が、県内外の施設に移送されたと発表しました。

武見敬三厚労大臣
「高齢者などの命と健康を守り、災害関連死が生じないようにするためには、他の施設への避難を優先させる判断も必要と考えております」

石川県内の高齢者施設では能登半島地震による停電や断水の影響などによって、高齢者へのケアが行き届かない状態が続き、健康状態が悪化することなどが懸念されています。

武見厚労大臣はきょうの会見で石川県や隣接する県と協力し、施設に入所している高齢者を県内外の施設で受け入れられるよう調整を始めたと発表しました。

また、厚労省は、石川県内の高齢者施設から高齢者200人以上が県内外の高齢者施設や医療機関に移送されたと明らかにしました。