石川県内の金融機関の営業状況など、被災地に向けた生活情報です。

■まず、金融機関についてです。
▼北國銀行では、珠洲・輪島・門前・松波・宇出津・穴水・富来・高浜・和倉・中島・中能登の11の支店が休業しています。このうち珠洲・門前・松波・宇出津・高浜・和倉・七尾・中島・中能登の9つの支店ではATMのみ利用可能です。

▼北陸銀行は、輪島支店と珠洲支店での営業を再開しましたが、午前10時から12時まで、窓口では預金の払い戻しのみとなっています。ワジマワイプラザでのATMは午前9時から正午まで利用可能です。

▼のと共栄信用金庫は、輪島・穴水の2つの支店で午前10時から午後3時まで窓口・ATMとも営業します。

▼興能信用金庫は本店のほか、珠洲・小木・輪島・門前・穴水・中島の各支店と能登町出張所が休業しています。能登町役場・輪島市役所・公立宇出津総合病院・田鶴浜出張所のATMは利用できます。

▼北陸労働金庫は輪島支店が休業しますが、銀行・郵便局などのATM全てと連携し、その手数料は戻ってきます。

▼郵便局は、能登の13拠点のうち七尾局だけ窓口と配達業務を再開しています。

なお、災害救助法が適用される県内17の市と町の金融機関では、通帳や印鑑を無くした場合でも、預金・貯金の引き出しや支払い保険金の支払いなどができます。

■悪質な詐欺にも注意してください。
「こわれた屋根にシートをかける」などと言って作業をし、不当な料金を請求したり、「家屋を点検している」といって建設業者を名乗る人物が訪問するなど地震に便乗しての犯罪被害が懸念されます。

石川県では、あす(13日)から消費者相談の専用ダイヤルを開設します。
▼電話番号は076-255-2319、076-255-2319 
▼受付時間は午前9時から午後5時まで 土曜、日曜、祝日も受け付けます。

■続いて、地震や津波などによって壊れた住宅を修理する場合についてです。
まず、お住まいになっている市や町の窓口でり災証明書を発行してもらい、全壊・半壊・大規模半壊などのうち、修理をすれば住めるものについては応急修理制度が適用されます。また、全壊・半壊・大規模半壊と認定されたものの、被害が大きく住めない場合には3つの方法があります。

▼1つは応急仮設住宅に移る方法、▼もう1つは賃貸型の応急住宅に移る方法。

この2つの場合、住むことができるのは原則2年ですが、状況次第で延長されるケースもあります。

さらに、提供された公営住宅に移る方法があります。こちらは必要と認められる間、使用することができます。そして、賃貸型の応急住宅と公営住宅に入居していても、応急仮設住宅に住み替えることもできます。