津波は“波が長く”防波堤を越えてしまう

(永岡アナウンサー)
そしてこの地方で言いますと津波、やはり大きな影響があると思いますが、こちらは津波の仕組みがよくわかる装置になっているということですが。
(飛田センター長)
はい。簡単な形で津波の様子をご覧いただきますが、まずは普段の波、皆さん、海に行くとご覧になると思いますが、まず風などによってこんなふうに波が起こるんです。

(永岡歩アナウンサー)
このような波ですと、防波堤より奥に行くことはほとんどない。もちろん、我々が住んでいる地域に行くようなことはほとんどありません。はい。波の長さが短いっていうとこがポイントですね。
(飛田センター長)
今度は津波です。実際には海底がぐっと持ち上がって水が動くんですけれども、今回は模型ですので上から下に水面を押します。
(永岡アナウンサー)
そうすると、一つの波が一気に防波堤を越え、街まで届きますね。
(飛田センター長)
これやっぱり波の長さが長くてですね、水が流れて、陸の奥の方まで届くというところが大きな違いです。


(永岡アナウンサー)
同じ「波」という漢字を書きますけど、津波と普段の波というのは、全く別物ですね。
(飛田センター長)
そうですね。原理が違いますし、影響も全く違ってくるということをおわかりいただけると思います。だからこそ、津波の警報が出たらすぐに避難をしていただきたいと思います。