最大震度7を観測した能登半島地震で救助などにあたった山口県警の機動隊員が11日、活動を報告。そして新たな部隊が派遣されました。

最大震度7の能登半島地震による揺れや津波で、石川県珠洲市は大きな被害を受けました。山口県警では、1月4日から広域緊急援助隊として機動隊員26人を珠洲市に派遣し、救助や安否確認などの活動にあたりました。

磯西清吾・中隊長は、発生から5日後に90代の女性を救助した場面を振り返り、「1つの現場で各機関が連携できていた」と話しました。

県警察広域緊急援助隊 磯西清吾 中隊長
「現地のみなさまの心に寄り添えるような、気持ちに応えられるような活動をしようという話はして現地に行きました」

今後、要請に応えて出動できるよう備えたいとしました。また、石川県公安委員会からの要請を受けて、12日以降新たな部隊が派遣されます。特別生活安全部隊の3人と広域緊急援助隊・交通部隊の6人で、避難所の巡回や交通整理などを行う予定です。

県警察広域緊急援助隊交通部 隊森尊幸 小隊長
「支援物資の輸送であったり、道路の確保に向けて精いっぱい仕事していきたい」

生活安全部隊は12日、交通部隊は13日、被災地に向けて出発します。