1日に発生した能登半島地震は、地元の産業にも深い爪痕を残しました。tbcの記者が被害の大きかった石川県珠洲市で、老舗の酒蔵を取材しました。酒蔵が全壊し、今年の酒造りを断念したという4代目店主は苦悩の日々を送りながら、懸命に前を向こうとしています。そのキッカケとなったものとは。

石川県珠洲市の海辺の蛸島町(たこじままち)で100年以上続く老舗の酒蔵「櫻田酒造」。1日の地震で仕込み蔵などが大きな被害を受けました。

被災した酒蔵

酒蔵の4代目、櫻田博克さん。変わり果てた酒蔵の姿に肩を落とします。

櫻田酒造 櫻田博克さん:
「家族全員は無事なんですけど。酒蔵は全壊で、再起は不能状態ですね。あそこに杉玉が…。屋根の上にあったんですけど、ぺちゃんこになって、ここまで来たっていう感じですね

柱や梁が激しく崩れ落ち、路地には割れた酒瓶も散乱していました。そんな中、激しい揺れに耐えたものがありました。