キッチンカーで日本そばの販売をしている仙台市の男性が能登地震の被災地で炊き出しを行いました。現地での経験を通し、改めて「食」の重要性を語りました。
三木俊輝さんは、屋台風のキッチンカーを使って仙台駅前で日本そばを販売しています。三木さんは1日に発生した能登地震で被害を受けた石川県七尾市などで、4日から4日間、ボランティアで炊き出しをしてきました。作ったのは、日本そばではなく野菜を入れた粥。三木さんは以前、京都で和食の料理人をしていて、今回はその経験が活きたと話します。

三木俊輝さん:
「1月7日にちなんで、七草がゆを作らせていただいた」
材料は、現地の農家などから提供された大根の葉やキャベツなど。三木さんオリジナルの温かな七草がゆは避難所で喜ばれました。

また、三木さんは2018年に起きた北海道胆振東部地震などでもボランティアをした経験があります。いざというときに備え、食料の備蓄が重要だと話します。
三木俊輝さん:
「常に1週間分(の食品を)そろえておくことはできないかもしれないが、レトルト商品を1週間に1回程度取り入れることで、ストックしておくといい」

三木さんは、11日と12日のキッチンカーの売り上げを全額被災地に募金するなど今後も仙台から支援していくことにしています。三木さんがボランティアをした七尾市では、現在は個人のボランティアを受け付けていません。ボランティアを検討している方は自治体の最新情報を確認するようにしてください。

















