石川県能登町も津波などの被害を受けた中、宇出津港では11日未明、ことし初めて1000本の寒ブリが水揚げされました。

水揚げされたブリ

宇出津港では午前3時半ごろから作業が行われ、1000本の寒ブリが次々と揚がりました。地震の影響で例年より1週間遅れとなった今年初の水揚げ。漁師たちもこの日を待ちわびていた様子でした。

水揚げされたブリ

港の漁師「このまま続けられればいいかな。大漁を祈っとるわい!」
港の漁師「みんなうち潰れたり…おれも半壊しとるみたいなもんやから。なんとか小木で魚を獲らせてもらって、良い値で売れりゃ万々歳やけど」

段差が出来た港

港の競り場は、地震の影響を受け陥没しているため競りが行えない状況で、水揚げされた寒ブリはすべてトラックに直接積み込まれ、金沢市の市場へと向かいました。