能登半島地震で、石川県内ではおよそ2万6000人が避難生活を送り、過酷な環境の中で災害関連死も出ています。
地震発生翌日から支援に向かった岡山市の国際医療ボランティア「AMDA」に、避難所の状況や、いま私たちがとるべき行動を聞きました。
医療支援から見えてくる「今の被災地」現状

(AMDA 難波妙副理事長)
「衛生環境が劣悪。水がないんですよね。トイレが流せない。食事しても手が洗えない。手が洗えないということは感染症がどんどん広がっていく」

避難所の現状を語るのは、岡山市に本部を置く国際医療ボランティア団体AMDAの難波妙副理事長です。AMDAは、1月2日から理事長や医師ら延べ9人のスタッフを現地に送り、現在は石川県輪島市の避難所で診療を行っています。
衛生環境に問題が 感染症患者も増加中
広い範囲で断水が続いているため、トイレが流せないなど衛生環境が問題になっているほか、厳しい寒さで感染症患者も増えているといいます。

(AMDA難波妙副理事長)
「嘔吐・下痢が流行っているというのが報告でありました。インフルエンザなども少しずつ出てきていると。そういうものをどうやって環境を改善しながら少なくしていくことができるか」


















