能登半島地震で発生した土砂崩れで複数の住宅が巻き込まれた石川県穴水町で、町は8日までに14人の死亡を確認したと発表しました。また女性2人の安否が依然、分からなくなっています。

穴水町由比ヶ丘地区では1日、地震による土砂崩れで複数の住宅が巻き込まれました。

このうち上野賀弘さん(79)と、妻・春美さん(76)、上野さんの自宅に帰省していた長女・寺本ひろみさん(53)、ひろみさんの長男・琉聖さん(23)、次男・駿希さん(21)、三男・京弥さん(19)、長女・美緒寧さん(15)、上野さんの長男・上野淳一さん(52)、淳一さんの妻・優子さん(51)と、息子の琢磨くん(8)の一家10人の死亡が確認されました。

また別の住宅に住む中島博さん(67)と妻・国子さん(65)、中島さんの娘の高田美穂さん(34)、高田さんの息子のレイくん(11)も死亡が確認されました。

これで2つの住宅で合わせて14人の死亡が確認されました。

このほか、別の住宅に暮らす田中節子さん(82)と娘の洋子さん(57)の安否が分からなくなっていて、町は土砂崩れに巻き込まれた可能性があるとみて捜索を続けています。