避難行動に教訓は生きたのか…

現在、女良地区の区長を務める川口正博さん。

女良地区区長川口正博さん:「高齢者の方は若い人が迎えに来て家に連れていったりとかそういった処置をしとったと」

避難の最中、若い人たちが高齢者を連れて避難する姿があったといいます。東日本大震災の教訓が活きました。津波からの避難を経験した山口さんは。

山口哲夫さん:「訓練しとるのとそうでないのでは違うと思います。訓練は訓練ですがこういう風にするんだということを体、頭で覚えてますから。その点、訓練の効果はあったと思います」

一方、こんな課題も…。

山口哲夫さん:「他の人がどうしているかというような見る余裕というか。心の安定もなかったから。やっぱり教訓としてはお互いに声かけていけばよかったかな声かけたりかけられたりして行けばよかったかなという風には思う」

女良地区では、今回の経験を検証し、さらに安全に避難できるようにしたいとしています。