1日発生した能登半島地震で、新潟県内では、津波が川を遡上する様子が河川カメラなどで確認されています。13年前の東日本大震災でも、海からだけでなく川を溯る津波で大きな被害をもたらしました。海が見えない場所にも襲う河川津波の脅威と、防災対策の課題を取材しました。

宮城県内陸部の登米市中田町大泉地区。ここに、ある標示板が設置されています。

登米市中田町大泉地区

津波の到達を知らせる標示板です。

津波到達の表示板

13年前、海から遠く離れたこの場所で、11センチの津波が観測されていました。

地元の住民:
「うそだと思った」「ここまで遡ってきたのにびっくり」

津波を観測したのは、地区を流れる北上川の水位計。
当時津波は、北上川を遡上し49キロ先、岩手との県境付近まで到達していました。

津波は49キロ先まで到達

津波が川を遡上するメカニズムを専門家に聞きました。