「お手伝い」と「旅」が融合した“おてつだび”が話題に!仲間と旅をしながら…お手伝いをする!地域の活性化にも、一役買っているというのです!その“おてつたび”を楽しむ人々に密着しました。
■「お手伝い」と「旅」の融合「おつてたび」!! “玉ねぎ・トマト畑”でお手伝い 旅する大学生“将来の夢探し”

そもそも「おてつたび」とは、「株式会社おてつたび」が運営するインターネットサイト。人出不足に悩む地域と、働きながら地元の魅力に触れたいという若者とのマッチングをおこなっていて、ここ3年で利用者数は2万人を超えたといいます。お手伝いをすることで交通費や宿泊代が軽減されるのも魅力の一つ。
株式会社おてつたび代表取締役 永岡里菜さん:
日本各地のいろんな地域の方と接点ができて、好きでたまらない地域ができていくっていうような世界を目指しております。

双方WinWinなおてつたび。
今回番組が密着したのは、福井県あわら市にある「グリーンファームすみや」
19ヘクタールに及ぶ広大な畑で、玉ねぎなど、たくさんの農作物を作っています。

こちらで、農業のおてつたびに参加するのは、国士舘大学3年生の長谷川幸佑さん。神奈川県の自宅から福井県まで、車で10時間かけてきたといいます。2022年4月から、日本全国を旅しているという長谷川さん。なぜ“おてつたび”に?
長谷川さん:
将来の夢、探し中です、めちゃくちゃ。経験していく上で自分に向いてる事とかやりたい事が見つかればいいかな、という旅にしたい。
自分の知らない土地で仕事や生活をすることで、価値観や人生観を高めたいという若者が増えているというのです。
そして、目的地に到着!

出迎えてくれたのは、グリーンファームすみやを経営する、齋藤さんご夫婦。
今回は、午前8時半から午後5時、1日7時間半の農作業のお手伝いを10日間行います。時給は900円、計6万7500円のお手伝いです。
寝泊りする場所はこちらの公民館。宿泊費はなんと無料!そこに…
妻・翔子さん:
みんな来たよー!若い子が来たよー!
地元の人たちが、長谷川さんを待ちわびていました。
齋藤貴さん:
村でおてつたびの受け入れをするっていうので、今回は公民館を泊まる場所として使わせてもらってます。
ここでは、自炊の生活ですが、お米は食べ放題!いよいよ、明日からお手伝いです。

初日の午前中は、トマトを栽培するビニールハウスでお手伝い。枝の余分な芽を取り除く作業です。そして2時間後…手には頑張った証が!
Nスタ:
長谷川さんの印象は?
齋藤貴さん:
ちゃんと話聞いて、言われたこと理解して、作業を進めてくれるのですごい頼もしいですね。

お手伝い2日目は、「冷凍トマトの皮むき」。その量、なんと60キロ!
すると、そこへやって来たのは…茨城県から、このおてつたびに参加する稲石渓太さん(23)。齋藤さん夫婦はもう一人、お手伝いをお願いしていたのです。

おてつたびに参加している 稲石渓太さん:
農家でおてつたびを探していたので、あと福井には来たことがなかったので、ちょうどいいなと思って、見つけた瞬間に応募しました
長谷川さんとは、初対面。3歳上のお兄さんの参加にちょっとうれしそう。
長谷川さん:
全国に知り合いができるっていうのも、おてつたびのいい所かなって思いますね。
今日は、お手伝いがお休みの日。 “旅”を楽しむ時間。
Nスタ:
今日はどちらに行くんですか?
長谷川さん:
東尋坊に行きます!

福井の観光スポットである東尋坊でリフレッシュ!