最大震度7を観測した能登半島地震で、発生翌日に現地に入り医療支援活動を行っていた長野市の病院の災害派遣医療チーム=DMAT隊が帰還しました。

5日午後2時ごろ、長野市の長野赤十字病院にDMAT隊・第1班の5人が帰還し、職員が拍手でねぎらいました。

出迎えた長野赤十字病院小林光(こばやし・ひかる)副院長:
「夜中の活動が主だったと聞いている。ほとんど寝ないでこの3日間過ごしたと思うが、全職員が本当に誇りに思うし、感謝の言葉しかない。本当にご苦労様でした」

DMAT隊は、医師や看護師などで構成され、長野県内では、長野赤十字を含む13の指定病院から有事の際に派遣されます。

長野赤十字の第1班は、発災翌日の2日から石川県に入り、5日未明まで穴水町(あなみずまち)の病院で、透析患者の搬送や診療などの医療支援活動を行っていました。

DMAT隊隊長・三山浩(みやまひろし)医師(長野赤十字病院救急科):
「持続的で途切れのないような活動が求められる。(より)被害の大きい地域もあったと思うので、そういう方に少しでも接して、少しでも寄り添うことが出来れば」

4日からは第2班が珠洲市で活動していて、長野赤十字病院では、救護班の出動も準備し、要請を受け次第、対応していくとしています。